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女川小学校・女川中学校

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女川小中学校は、震災以降の復興再構築の締めくくりとして町の義務教育学校を統合した、施設一体型小中一貫校として整備された。敷地は駅近く海抜26m(校庭は30m)に造成された岩盤の高台で、町のへそに相当する位置であり、駅舎、庁舎、病院に隣接する。万一の津波発生時には駅前商業地等から階段で一気に駆け上がり、避難を受け入れる校舎体育館一体型の施設となっている。
外観は町の木であり学校の木でもある「桜」を外装テーマ色として、RC躯体の灰白色と、万事を内包する濃灰色の三色で構成している。安定感や安心感を直感できる形状や色彩により、地域の人々の心のよりどころたる重厚さを持ち、かつ、女川のモダンで魅力的な新しいまちづくりに則したデザインとした。また、内装は木質材料を多用した暖かく明るい空間としている。
校舎の左右のウイングを小中の普通教室に振り分け、中央に大きな階段動線を集中させて「学校の幹」と名付け、吹き抜けを介したコミュニケーションの要とした。2000超のランダムな木片の凹凸デザインにより森の中のような心地よい空間となっている。

所在地宮城県牡鹿郡女川町女川浜
竣工年月2020.07
敷地面積27,618㎡
延床面積13,647㎡
構造規模RC
階数4F
施設用途
  • 小学校
  • 中学校
  • 撮影者Kプランニング 小室和生(1)

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