当施設は、香川県の四国学院大学の敷地内に計画されている。四国学院大学は建学53年のキリスト教主義を建学の精神とし、教学の基礎においている大学である。このたび、キャンパス全体のリデザイン計画を行うとともに、新学科棟の増築及び図書館棟の増築が計画されている。
収蔵冊数の増加と既存書庫の荷重軽減を目指し、全面開架式による親しみやすい図書館として計画している。誰もが気軽に訪れることのできる事務室を核に、静けさが必要な空間、対話が必要な空間という2つの場の機能を持つ空間構成とし、専門性の高い大学図書館と市民開放型の図書館とを両立させた施設としている。