新聞掲載 :滝学園 文化財保存と未来の学びをつなぐ教育施設
本館・講堂・図書館・100周年記念館を結ぶキャンパス整備
学校法人滝学園(愛知県江南市)において進められた、本館・講堂・図書館の保存改修および100周年記念館整備の取り組みが、建築専門紙に掲載されました。
滝学園の本館・講堂・図書館は昭和初期に建設された登録有形文化財であり、創建当初と同じ教育施設として現在も活用されている全国的にも貴重な建築群です。地域の教育・文化の拠点として親しまれてきたこれらの歴史的建築物に対し、文化財としての価値を保存・継承しながら、安全性や利便性、公開性の向上を図る保存改修を実施しました。

講堂では創建時部材を活用しながら意匠を復原し、図書館には学園史や文化財建造物を紹介するビジターセンター機能を整備しました。また、耐震補強や設備更新、バリアフリー化を行うことで、文化財を未来へ受け継ぐための環境を整えています。


さらに、本館を中心に高校館、100周年記念館、図書館、中学館を接続することで、キャンパス全体をつなぐ「学びの輪」を形成しました。歴史と伝統を継承する文化財建築と、新たな学びを支える教育施設を一体的に整備することで、「これまでの100年」と「これからの100年」を結ぶキャンパスづくりを実現しています。

一方で、学園創立100周年を記念して建設した「100周年記念館」は、ICTを活用した新たな学びに対応する教育施設として計画されました。正門と本館を結ぶ軸線上に配置し、列柱や切妻屋根など文化財建物群と共通する意匠を取り入れながら、吹抜けのカーテンウォールや木質化された大空間によって現代的な学習環境を創出しています。


掲載記事
掲載媒体:建設工業新聞 コンセプトビュー
掲載タイトル:「『これからの100年』象徴する建築に」
プロジェクト概要
- 建物名称:滝中学校・滝高等学校 本館・講堂・図書館・100周年記念館
- 所在地:愛知県江南市東野町米野
- 建築主:学校法人滝学園
- 設計者:文化財構造計画・昭和設計共同体(本館・講堂・図書館)、昭和設計(100周年記念館)
- 施工者:竹中工務店
- 竣工:2023年9月