姫路赤十字看護専門学校

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本計画は、姫路赤十字病院と同敷地内に、看護専門学校、血液センター、保育所、在宅ケアセンターの4施設が入る複合施設。看護学校棟(看護専門学校、血液センター、在宅ケアセンター)と保育所の2棟で構成され、L型の囲み型配置となっている。2棟は、中庭を囲むように回廊、テラスでつながっている。全体的に環境を主観に置き、中庭の緑化を中心に、日照を考慮したルーバー、屋上緑化等を取り入れている。また、外壁も自然素材を感じさせるタイルや吹付(珪藻土調)を使用している。看護学校棟は、エントランスを中心にL型の平面計画となっており、1、2階は看護学校、3階は血液センター(専用EVで利用)、1階一部に在宅ケアセンターで構成されている。看護学校は、1クラス40名の3クラスで構成され、病院実務に必要な実習室、演習室、将来の情報社会のために1クラス分の40台のコンピュータを設置した情報処理室、本体病院の図書室と連携した図書室、また、卒業生の遺品等を飾った遺芳の間等を整備した学校。看護学校棟内部は、一部に外部同様、自然素材を感じさせる吹付(珪藻土調)や、天然木を使用している。保育所は、病院勤務者の子供を預かる施設として位置づけられている。内部は、木を頻繁に使い自然の中で元気に育ってほしいという、願いを込めたものとなっている。
所在地 | 兵庫県姫路市下手野 |
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竣工年月 | 2001.11 |
延床面積 | 2,128㎡ |
構造規模 | RC |
階数 | 3F |
施設用途 | |
撮影者 | 松村芳治(1,3)、ナトリ工房(2) |