「北前船の里」・竹野町を強くアピールし、竹野町周辺のランドマークとなるように、北前船を施設のデザインモチーフとしている。東西面の外壁は北前船の垣立をイメージし、タイルとサッシュで格子状のパターンで表現している。議場の外壁は船をイメージした楕円形とし、外装材に伝統とぬくもりを感じる木を使用し、庁舎の「顔」を造り上げている。周辺環境に対しては、出来る限り建物の高さを抑え、ボリュームを文節することで、景観的な調和を図っている。エントランスホールでもある町民ホールは3層吹抜けで南面させ、明るく快適で、その両サイドに執務室を配することにより、庁舎全体の構成が見渡せるように計画している。