「交番のような親しみやすさ」と「迅速・確実な公務を支える高い機能性」を兼ね備えた新しい警察署を目指し、下記の 3つのコンセプトで計画を行っている。

（１）公務の行いやすさ、来庁者の利便性とセキュリティ・プライバシー保護が調和した庁舎
来庁者、警察職員など様々な利用者のプライバシーとセキュリティを保護するため、それぞれの動線が交わらず、最短ルートで移動できる利用しやすい計画としている。

（２）高知らしさと警察の親しみやすさ・堅牢さによる信頼感を併せ持つ魅力ある庁舎
警察の信頼感を表現した堅牢な外観デザインに、土佐の伝統的な建材である県産木材や石灰岩、漆喰などを用いることで、来庁者が訪れやすい親しみのある庁舎としている。

（３）南海トラフの大地震後も防災活動拠点として確実に機能するノンストップ・ノンダウン庁舎
大地震時に予想される 2ｍの津波が来てもノンストップ・ノンダウンで確実に機能させるために、１階の階高を 2ｍ上げた免震構造を採用している。