本施設は工業エリアから郊外型商業エリアへと変遷していく地域の中にあって、良好な住環境を確保するための「内に開かれた外部空間」を主眼としている。中庭、屋上庭園、ルーバーに囲まれた屋外緑地等、建物内部を豊かに演出してくれる様々な庭園を設けている。また、ユニットごとに3つの内装テーマを設定し、居室前にも個人のアルコーブを設けるなど、入居される方がその人らしい生活を送れるように住宅的なスケールにも配慮している。また、足湯コーナーや交流ホール、多目的室など、地域の方にも開放できる施設を備え、コミュニケーションを積極的にはかれる計画としている。