社会福祉法人悠人会 ベルタウン

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ご老人のこれまでの居住環境に近い「都心」に立地する敷地において特別養護老人ホーム、老人保健施設と保育所の3施設を複合し、個々の施設の目標とする姿と立地特性とを加味して、施設計画を行った。施設が地域に対して果たす役割と、地域からの支援とを期待し、様々な形での地域との交流をサポートできる施設づくりを意図している。お年寄とふれあう機会の少ない幼児と、活動的な刺激を受ける機会の減ったお年寄へのケアの意味合いも含め、3施設間の交流も積極的に図る場作りを進めている。老人へのケアの質を高める配慮として、居住部分では、特養を完全個室する、老健の4床室に個室的多床室を採用している。居住施設と医療施設の違いはありますが両施設においてグループケアユニットを積極的に採用することで、マスケアから個別ケアへの転換をサポート出来る環境を目指している。分散型トイレも離床を促進する方策として採用している。段階的な空間構成を採用し、プライベートからパブリックへと変化のある仕上げ計画や照明計画を施している。保育所では施設の個々のハード面での安全性確保に加え、幼児への外部からの危難へ配慮した配置・動線を計画。
所在地 | 大阪府堺市 |
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竣工年月 | 2004.2 |
延床面積 | 14,352㎡ |
構造規模 | RC |
階数 | 7F |
施設用途 | |
施設概要 | 特別養護老人ホーム 老人保健施設 保育所 |
撮影者 | (株)エスエス大阪 |