当施設は、近年量的に増加し質的にも多様化するごみを適正に処理するため、また他の焼却場の老朽化に対する建て替えの問題を解消するため計画されたものである。本工場が建設される舞洲は、南隣の夢洲とともに「環境創造型モデル都市」を目指して計画されていることから、本工場はこれまでのごみ焼却場以上に環境に配慮して設計を行った。公害防除設備の設置はもちろん、エネルギー回収面でも最新技術を導入して発電効率を高めるなど、省エネルギー化を図っている。環境への配慮はデザイン面においても考慮され、フンデルトヴァッサー氏による“自然と共生”をテーマにしたユニークな外観になっている。