淡路市立北淡中学校

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北淡中学校の計画では多様な学習形態に対応できるフレキシブルな学習環境づくりを目指した。メディアセンターは授業での積極的な利用を促すため、また休み時間にも学生が興味を持ちやすいよう、日常的な人の動線が集中する学校の中心に配置するとともにオープンな空間とした。教室はワークスペースと連続するオープンスクール形式であるが、遮音などの観点から個室化にも対応できるよう可動間仕切壁を設けている。また将来の様々なニーズの変化にも対応するため、教室間は乾式壁として改変が容易な計画とした。中庭や屋上テラスは様々な活動の場として有効利用されるよう、大開口の建具で屋内外の一体化が可能な計画としている。エコスクール計画の部分では、単に太陽光パネルや雨水利用などの設備を設置するだけではなく、環境教育への有効活用ができるよう学生の目に触れやすい場所に配置するとともに簡単なシステムで実体験ができるよう工夫した。各部分の空間づくりにおいては、夕陽百選にも選出された海の美しさを効果的に取り込み、原風景として心に残る成長の場となることを目指した。
所在地 | 兵庫県淡路市浅野神田 |
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竣工年月 | 2004.3 |
延床面積 | 8,247㎡ |
構造規模 | RC+S |
階数 | B1-2F |
施設用途 | |
受賞 | 平成17年度公立学校優良施設表彰(文部科学大臣奨励賞) 第6回人間サイズのまちづくり賞 第38回SDA賞 |
撮影者 | 松村芳治 |