当施設は、西神中央駅から車で15分程の丘陵地の一角に位置する斎場である。平面構成は、中庭を介して炉前ホールなどを有する“故人との別れの場”を演出するゾーンと、待合ホールなどを有する“開放感と安らぎの場”を提供するゾーンとの2ゾーンに分かれている。
炉前ホール・待合ホール内部は無柱空間とし、開放的で使い勝手のよいホールとなっている。外壁は、独特の風合をもつ錆の少ないオーストラリア砂岩を使用することにより、斎場の主目的である“人が自然に還る場”を表現するにふさわしい色調にしている。