本社敷地に建つ2号館建替え計画である。
旧2号館に入る研究施設を隣接する5号館へ移転改修し、新館には社長・副社長室が入る事務所機能のみとした。棟ごとに機能を集約させることで業務の効率化を図り、旧耐震基準であった旧2号館の建替えにより社員の安心・安全を確保した。
執務室は北・東西面に開閉可能な連窓を設け、自然風と柔らかな自然光が入る執務空間とした。また北面の連窓に対し、奥行きが短い整形な執務室とすることで大小さまざまな部屋の大きさに対応した。
外観は既存建物と調和を図るため、タイルの層状のボリュームとセットバックした連窓により水平基調とし、タイルの層が間を空けて積層することで、ボリュームの間から活動を発信する計画とした。