大正病院附属産婦人科クリニック
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「ここで産みたいと思えるクリニック」
12床の産婦人科クリニックの新築計画。地域の総合医療を長年担ってきた大正病院から独立したクリニックである。
産婦人科の地域間競争が激しくなる中、「ここで産みたい」と思える、選ばれる産婦人科を目指した。
そのために必要なことは、人がこのクリニックに対して「気づく」、「興味を持つ」、「入りやすく感じる」デザインである。
・「気づく」:存在感を感じる外観
ゆるやかにカーブしながら浮き上がるシンプルな白いボリュームが、
住宅地のなかで存在感を際立たせ、人にクリニックの存在を気付かせる。
・「興味を持つ」:内部空間を見せる開口部
共用部の大きな窓や、プライバシーに配慮したスリット窓により内部空間を見せる ことで、人に興味を持たせる。
・「入りやすく感じる」:緊張感をほぐす無垢の木材
内外装に用いた無垢のヒノキが人の緊張感をほぐし、建物に入りやすく感じさせる。
待合ではヒノキの香りが患者をリラックスさせ、初めての患者でも安心して診療を受けることが出来る。
これらの試みと大正病院が地域で築きあげて来た信頼感が加わり、より多くの人がこのクリニックを利用し、多くの命の誕生を期待する。
所在地 | 大阪市大正区三軒家東 |
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竣工年月 | 2017.05 |
敷地面積 | 365㎡ |
延床面積 | 1,094㎡ |
構造規模 | RC+S |
階数 | 4F |
施設用途 | |
施設概要 | 産婦人科 |
撮影者 | 松村 芳治 |