登美ケ丘リハビリテーション病院

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病院(122床)は、急性期病院の治療の後、在宅復帰を目指すための回復期リハビリテーション病院である。病室は、ベットサイドリハビリ、車椅子からベットへの移動、右麻痺左麻痺のベットの位置の自由度、長期入院の中での患者さんのストレス等を考慮して、10.65㎡/床を確保して、ベット間を広く取った。また、柱と梁をバルコニー側に出し、病室内を矩形とし、外観の奈良町の街並みの構成要素である格子のグリットデザインに展開している。屋内階段、中庭、各階リハビリスペースを空間的に連携を持たせて、いかにリハビリを楽しくするか、他のリハビリしている患者の姿を見て自分も促進してリハビリできるようにするのかといったことを実現させた。光庭を介し屋内階段、各階リハビリスペースには外部の光が入り、緑を感じながらリハビリできる空間をつくった。また5階リハビリテーションセンターは、従来の大きな部屋でのリハビリではなく中庭を中央に配置し、患者さんのプライバシーを確保し、常に外部の光・風・緑といった空間と触れ合いながらリハビリできるものとした。
所在地 | 奈良市中登美ケ丘 |
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竣工年月 | 2014.05 |
延床面積 | 6,369 ㎡ |
構造規模 | S |
階数 | 5F |
施設用途 | |
施設概要 | 回復リハビリテーション病院 122床 |
撮影者 | 松村芳治 |