JA高知ビル
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「自然とたたかい」「自然と共に生きる」柔軟な機能を持つ建物をコンセプトに高知県JAビルの計画を行った。
■自然とたたかう:東南海・南海地震に備え、基礎免震構造を採用するとともに、地震による津波、大規模台風による浸水を考慮し、重要機能を上階に配置するなど、自然災害に備えた建物計画を行う。
■自然と共に生きる:施設に入るエネルギー・出るエネルギーを効率よく制御することで、ランニングコストの低下に配慮。高知の強い日射を考慮して、窓高さを抑えると共に、窓を外壁面から控えることで、庇効果による日射抑制を行い、窓台から室内へ緩やかな自然光を導く計画を行う。
■デザイン:土佐の蔵の意匠であり、かつ、建物外壁を風雨から守る機能を持つ水切瓦をイメージし、水平ラインを強調したシンプルな意匠計画。黒漆喰の灰墨の色と、土佐漆喰独特のあたたかい白色を組み合わせて、モダンですっきりとした印象とし、新しいJA高知ビルを街にアピールする。
所在地 | 高知市北御座 |
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竣工年月 | 2008.9 |
延床面積 | 8,089㎡ |
構造規模 | S |
階数 | 7F |
施設用途 | |
受賞 | 第23回日経ニューオフィス賞 |
撮影者 | 松村芳治 |