ドラマチックスペース(躍動感溢れる観戦空間)
Photo 島 修一光を透過する明るい観戦空間
未来への飛翔(鳥の翼をイメージした屋根)
Photo 日刊建設工業新聞社メモリアルシンボル(100本の列柱とモニュメント)
Photo 松村 芳治メモリアルシンボル(100本の列柱)
Photo 「建築と社会」1996年10月号から転載
長居陸上競技場
(現:ヤンマースタジアム長居)
羽ばたきつづけるスタジアム
長居スタジアムは、1997年の「なみはや国体」開催を目的として建替えが決定し、その後2002年サッカーワールドカップ開催も可能なスタジアムとして生まれ変わりました。
1996年の完成から24年経った今、当時のデザインコンセプトを発掘しました。
●未来への飛翔:スポーツのエキサイティングな感動・夢を乗せ、21世紀に向けて飛び立つ鳥の翼をイメージした屋根形状。
●メモリアルシンボル:100本の列柱による力強い直線と、スタンド及び屋根の優しい曲線との対比から醸し出される象徴的なファサード。
●ドラマチックスペース:光を透過する膜材と立体トラスで覆われた明るく躍動感溢れるスポーツ観戦空間
設計当初にそんな思いを込めて造ったスタジアムが今でも国際級のスポーツイベントから音楽イベントまで幅広く利用され、躍動するアスリートやエキサイトする観客の姿を見ると、改めて建築が使い続けられることの喜びを実感しています。
そして、これからも人々に喜びと感動を与え続けてくれることを確信しています。
東京事務所 建築設計部
安本 義雄