SHOWA SEKKEI

求める人材像

Recruit

西村 鉄平

“設備は建物が出来上がってからが勝負”

①入社から現在までの仕事を簡単に教えてください。

宝塚に” 花のみち1番館・2番館”という建物が、大劇場の近くにあります。歌劇団の華やかなイメージに合わせたユニークな建築です。学生時代、地元のこの建物が当社の設計と知り入社を決めました。入社後半年は先輩の下で“道の駅”の詳細設計を行いました。空調機器の選定やダクト・配管サイズの決定を行い、実施図面を作成しました。学生時代図面にあまり触れたことがなかったので先輩の図面などを参考にしながら,なんとか完成させたことを覚えています。その後は“オフィスビル”や“図書館と展示施設の複合文化施設”“リハビリテーション病院”“消防庁舎”“宗教施設”など多岐にわたる建築物の機械設備設計に携わっています。

②思い出深い仕事を教えてください。

入社1年目から携わっています省エネルギーをメインコンセプトにしたオフィスビルがあります。足かけ6年ようやく完成になります。初めてクライアントとの打合わせにも参加、基本設計から実施設計まで担当者として設計を行いました。現場にもよく足を運びました。現場でモノを決めるスピード・総合図の調整・施工図のチェックなど現場でしか学ぶことができない勉強もたくさん経験できました。基本設計から竣工まで携わった物件ですので、これからの私の技術者と

しての基礎となる物件です。また最近、ある宗教施設の設計をおこないました。“機能は満足し・設備の姿は消す”という要望を頂いた施設でしたので苦労しましたがきれいな空間が出来上がりました。これも貴重な体験をさせて頂いた仕事です。

③仕事の進め方はどのような感じですか?

現場を確認し周囲の状況やインフラ(水道・下水・ガスなど)を確認します。基本設計では熱源・空調計画、機械室やPS・DSのスペース調整などを行います。まず設備設計者として合理的な判断で計画しますが、意匠設計者は空間の事・構造設計者は躯体の事と観点の違うもの同士が一つのゴールへ向けて調整を繰り返し最終の実施図面へ反映していきます。

④仕事のやりがいは、どんなときに感じますか。

省エネ技術を検討し実際に設計に盛り込めた時にやりがいを感じます。設備は建物が出来上がってからが勝負です。エネルギーの削減や建物利用者の快適性の向上に貢献できればうれしいです。

⑤職場の雰囲気はどうですか。

新卒社員から親以上の年齢まで幅広い社員が在籍しています。わからないことがあればすぐに質問できる先輩も身近におり過ごしやすい環境です。

⑥仕事以外に力をいれていることはありますか。

一級建築士の資格は大変でしたが取得できました。学科試験の勉強は通勤時の時間を活用し勉強しました。実技試験は製図板を使うことが初めての経験でしたので苦労しましたが3回目の挑戦でやっと合格しました。これからは技術士の資格を取ろうと考えています。一級建築士の資格同様時間をうまく使い合格を目指したいと思います。

⑦ワークライフバランスの工夫はどうしていますか。

朝早くきて夜はなるべく早く帰るように心掛けています。会社を出たら仕事のことは考えないようにしオンオフを大切にしています。休日は学生時代よく通った神戸の三宮などをぶらぶら散歩することで気持ちをリラックスさせています。

⑧10年後の自分のイメージをどう描いていますか。

地球規模での環境問題や人口問題などに対処するため設備設計に関わる技術は現在急速に進化しています。技術者としてその技術に遅れないようにしっかりと知識・経験を蓄えていきたいと思います。そして一人でも多くのクライアントの方に喜んでいただける建築を目指します。

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