私はキャリア採用で入社しました。前職では火力発電所のプラント設計を行っており、設計図の見方は分かるものの、下水道施設は初めてであったため、業務に携わりながら先輩方に設計の要領を教わり、覚えていきました。下水道施設の役割とは何か、施設内の機械設備の仕組みはどうなっているのかなど基本的なことから学び、現在では主に下水処理場内の機械設備の改築設計や、老朽化している設備のストックマネジメント計画の策定などを行っています。

現在、ある都市で下水道のストックマネジメント業務を行っています。エリアには下水処理場が10ヵ所あり、全ての施設内の機械設備を現地調査し、資産を把握すると共に改築が必要なものを選定していきます。そして改築が必要な資産を5か年計画で順次更新できるように改築計画を策定します。耐用年数を超過している機械設備も多く、施設の機能維持に影響してくるため迅速かつ的確な判断が求められます。大規模な計画となるため、あらゆる事態を想定して行う作業は難しい反面、非常にやりがいを感じます。

前職の経験を活かしながら、全く新しい知識も身に着けることができ、自分が一人の設計者として確実に成長しているという実感があります。下水道処理施設はその地域の地形や人口によってオーダーメイドで設計する必要があり同じものが一つとしてなく、経験と知識の両方が合わさり、初めてお客様に満足いただける設計を行うことができます。今はまだまだ経験を積んでいる段階ですが、設計者として更に上を目指したいと思います。

社員の一人ひとりがしっかりと自分の時間を決めて仕事に取り組んでいるため、ワークライフバランスが取りやすい状況だと思います。打ち合わせや社内会議なども、時間短縮のため事前に各自の意見を集約しておくなど細かな配慮や工夫がなされており、至るところで業務の効率化が図れています。また他部署と交流する機会も多く、いろいろな刺激を受けて楽しく仕事ができています。

仕事内容はデスクワークが殆どとなり、外に出るのは現地調査の時だけとなってしまうので、基本的にオフの日は体を動かそうと考えています。今はフットサルやバスケットボール等を毎週のようにしています。社内での活動もあるので、そちらへの参加もしています。

今はまだまだ勉強中の身ですが、将来はどのような内容でも、自分で設計できるようになるのが理想です。また、設計を良くするにはお客様との信頼関係を築くことも必要と考えているため、コミュニケーションをとりながら強固な信頼関係を築いていきたいと考えております。