兵庫Project 9

南あわじ市榎列処理場

3つの草原をイメージした下水処理施設の設計

榎列処理場「水の草原」

榎列処理場の施設配置は処理槽等に緑化スペースを配置し、西側の西淡町の住宅に対して環境的、景観的に配慮したゾーニングを行いました。
メインゲートは敷地の南面とし、見学者や職員等の来訪者のための玄関口としました。
また、通用口として東北側にサブゲートを設けて搬入、搬出の車両と来訪者の出入りを分けました。
ルーフガーデンは目隠しとしての場内緑化の効果だけでなく、敷地周辺を通る人々の視線を促すことができる変化のある景観(ランドスケープ)となるように、建物の屋上を利用した緑地スペースを設けました。

八木処理場「風の草原」

施設の配置は敷地西側より最終沈殿池・オキシデーションディッチ槽・管理棟・緑化スペースを配置し、東側隣地の住宅地(将来計画)に環境的、景観的に配慮したゾーニングを行いました。
メインゲートは敷地の東側とし、見学者や職員等の来訪者のための玄関口としました。

神代浄化センター「光の草原」

田園地帯である周辺環境に配慮し、建物の高さを抑えてコンパクトにすることで、周辺の景観に配慮しました。
メインゲートは敷地の南面とし、見学者や職員等の来訪者のための玄関口としました。
屋上緑化されたルーフガーデンを持つ管理汚泥棟と、同じく屋上緑化されたオキシデーションディッチ槽によって、周辺の田園風景と一体感のある風景としました。
施設で最も高くなる汚泥棟の部分は下水道施設のシンボル性を強め、地域住民に対しての下水道施設の認識を高めるため、最終沈殿池と同径の円塔形状とし、最終沈殿池と同間隔・同列に並べて配置しました。

水工部門
 玉山 琢也

榎列処理場Google Map
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