建物東側外観
Photo 松村 芳治
西脇市の市章に合わせ、周辺の山並みと調和するアースカラーとした外観2階共用部
Photo 松村 芳治
スタジオで行われる様々な活動が共用部から垣間見え、興味・関心を誘発するホワイエ
Photo 松村 芳治
トップライトから自然光が差し込むホワイエでは鑑賞までのひと時を落ち着いて過ごすことが可能多目的ホール
Photo 松村 芳治
600席の座席は収納することができ、展示会などにも利用でき、多目的利用が可能なホールオリナステラス
Photo 松村 芳治
スタジオだけでなく、子供から高齢者の方まで様々な方が訪れる場所となるように、遊具や健康器具を設けている
西脇新庁舎・市民交流施設
市民が主役となり、育み、発信する場
今回の建物は兵庫県西脇市の新庁舎建替え計画です。市民の安心・安全な暮らしを支える場として機能強化、中心部の活性化を促進する仕組みづくりを行うことで市民が災害時、日常時問わず、常に利活用する場となることを目指しました。
庁舎機能だけでなく600席を有するホール機能とともに、文化芸術活動の促進、健康増進、寄り集まりなど様々に利用できる9つのスタジオを有する交流機能を配置しました。各スタジオは大きな開口部を廊下に面して設けることで、活動を行うだけでなく、活動が常に様々な人に見られる場として相互の興味・関心を誘発し、常に市民の声や活動でにぎわう場を生み出します。
市民だけに限らず、周辺地域の方や観光の方も立寄る場所して情報共有や市の紹介が可能な場とすべく、西脇市の特産品である播州織のローマンシェードや市産材のスギや市の花・市の木などを積極的に採用し、各所で西脇市を感じられる場所をつくりました。そして播州織を組み込んだサインは、随時交換できる仕組みにしており、サインをはじめとして常に利用者により更新され続け、愛される建物になればと思います。
建築設計部
山本 和宏