兵庫 Project 2

順心神戸病院

地域に寄り添い、生活を支える医療環境づくり

社会医療法人社団順心会の新病院です。
法人の「地域の為に全力をつくす」という理念から、地域に寄り添うデザインと利用者が安心して医療を受けることのできる環境づくりを目指しました。

病院全体を通してシンプルな中にも温かみのあるデザインとし、法人のイメージカラーであり海や空を連想する青を効果的に使用することで落ち着きと潤いのある空間としています。建設地である「垂水」の地名は、滝に由来するとも言われており、建物及び動線の中心となる吹抜けのエントランスホールには、滝を模した照明器具を配し象徴的な空間づくりを意図しました。

院内アートは多数の病院関係者による参加型ワークショップで製作しました。病院を支え患者と寄り添うスタッフが自ら製作したアートは、利用者に活力を与えるだけでなく地域の人々とのコミュニケーションを生むきっかけになります。

外来及び診療機能は1階に集約させ、患者動線はエントランスホールを中心に受付、外来、検査、病棟(EV)へスムーズに移動できるコンパクトでわかりやすい計画としています。

病棟のデイルームは最も環境のよい南端に計画し、高台にある敷地特性から明石海峡大橋や淡路島を望むことができます。

建築設計部
 藤原 芳寿

神戸市垂水区小束台Google Map
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