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久家 一哲

“大切なことは「身体感覚」”

①入社から現在までの仕事を簡単に教えてください。

最初はトイレのプラン・階段などの部分的な設計を担当し、建築のディテールや思想について学ぶところからスタートしました。トイレ・階段の設計ができて一人前とよく言われたものです。その後、倉庫・ホール・道の駅・学校・庁舎・工場などの設計に関わり、建築への熱意に溢れた多くの方に出会え、様々な用途の設計を経験できたことはとても良い経験になっています。

②思い出深い仕事を教えてください。

入社して3年目にプールの提案案件を担当させて頂きました。まだプロジェクトの中で限定的な役割が多かった自分ですが、相当の部分を担当させて頂きました。社外の構造の先生とのコラボレーションなど、初めてのことばかりでたくさんの刺激を受けました。その後、大阪本社から東京事務所に移り、携わった庁舎と道の駅の複合施設は、初めて工事の最後まで現場に関わることができた仕事です。立ち上がった姿を見たときは感慨深いものがありました。

③仕事の進め方はどのような感じですか?

プロジェクトチームは、建物規模にもよりますが意匠設計・構造設計・設備設計の4~5名が中心になって進めます。最終的な建築は「モノ」ですが、それを作るためには「ヒト」と「ヒト」の関係性がなによりも大切だと感じています。その関係性をデザインするのも設計者の大切な役割です。

④仕事のやりがいは、どんなときに感じますか。

建築は、クライアントの要求条件、法的条件、技術的条件など、様々な条件をまとめあげて形にする仕事です。バラバラであった点が線になり繋がっていく過程を関係者と共有できることが建築を作る喜びのひとつです。そして、一番の喜びは、自分の頭の中にあった空間が形になったときですね。新しく生まれた建築が様々な活動を喚起し、新たなコミュニケーションやアクティビティが生まれていく様を見ると、建築が持つ不思議な力を感じます。

⑤職場の雰囲気はどうですか。

個人の意見を尊重して頂ける環境です。逆に言えば、「自分はどう考えているのか」が常に問われるということでもあり、責任もありますが、若手でもアイディアを出せる機会が多いフラットな職場だと思います。

⑥仕事以外に力をいれていることはありますか。

家族で美術館や建築巡り、ものづくりワークショップ・音楽イベントへの参加の他、絵やことば・写真などの展示をギャラリーやカフェ等で開催したりしています。プライベートでも、手を動かすこと、空間を体感することが生活の中心になっています。建築設計にとって最も大切なことは「身体感覚」だと思っています。心地よい空間のプロポーション、素材感、光や風がどの時間帯・どの季節にどのように感じられるかといった感覚を身に付けるにあたって、プライベートを含めたすべての時間が建築を考えていく上での糧になっています。

⑦ワークライフバランスの工夫はどうしていますか。

長期休暇制度や、社内の有志で建築を見に行く“建築見学会”などを利用し、オンとオフのメリハリをつけるように心がけています。スイッチを切り替えることで得られる気づきが、仕事に対しても良い影響を与えています。

⑧10年後の自分のイメージをどう描いていますか。

技術的な知識の蓄積はもちろんの事、この先の建築のあるべき姿を常に自らに問いかけ、与えられた条件の中で設計するだけではなく、クライアントの方が望まれる以上のものを提案できるような設計者でありたいと思います。そのためには、建築の専門知識だけに捉われず、様々な場に出て見識を広げ深めていく必要があると思っています。

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