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宇陀市立病院

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地域医療の拠点として唯一の公的医療機関の役割を果たすべく、地域住民がいつでも安心して医療サービスを受けられるように、医療水準の維持・向上に努め、愛され、信頼される病院づくりを目指した。計画地は介護老人保健施設に隣接しており、連携を強化するため中間にリハビリセンターやリハビリ庭園など在宅復帰支援ゾーンを形成している。地場産木材を利用した内装や伝統的木造建築のディテールである細かな格子を基にした縦ルーバーを採用し、宇陀市の風土と調和した病院づくりを行っている。コンパクトで合理的な平面計画や構造計画、既存建物の有効活用、現場発生土の外構利用、現存植樹の保存などイニシャルコストの低減とともに、日射を抑制する格子ルーバーなどの建築的手法と調光システムや井水の利用、節水器具の採用などの設備的手法をベストミックスした施設計画によりランニングコストを抑え、建物のライフサイクルコストの低減を図っている。

所在地奈良県宇陀市榛原萩原
竣工年月2013.04
延床面積11,951㎡(16,332㎡既存含む)
構造規模RC
階数B1-7F
施設用途
  • 病院・医療施設
  • 施設概要病床数:176床
    撮影者Studio nob(芹野信人)

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